一言で再生木材といっても様々です。ですから、購入するにあたっては、その木材がどのぐらい古くて、何に使われていたか、またそれを証明する書類がついているかどうかを知る必要があります。例えば、ここに二つのツーバイフォーの再生木材があるとします。一つは、マンダレーの1946年築英国政府関係の建物の窓の敷居で、ビルマ産天然高樹齢チークから作られた角材。もう一つは、チェンマイの1990年築穀物倉庫の一部で、植林チークから作られた角材です。二つの木材の価値が大きく違うことは、お分かりいただけると思います。状態が良好であれば、前者は、90年近くも原生林でじっくりと成長したチークを切り倒して作られた、大変良質な木材で、歴史的にも価値があります。今はもう稀有となってしまったビルマの巨大原生林から伐採された最後の高樹齢チークは、現在では森林の歴史書にしか見ることができません。ですから、再生木材には多く人々にとって多くの意味があるのです。私たちのいう再生木材は、1960年代またはそれ以前の建造物に使われていた木材です。
プレコンシューマー再生木材は、主に生産過程で使用されずに廃棄された木材です。アジアの多くの工場では、上の写真のように上等なファースト・ヨーロピアン・クオリティ(FEQ)チーク材の塊を廃棄します。私たちは、このような木材を回収し、上記のギャラリーに見られるような、美しいパネル、フローリング、家具などに作り上げます。また、嵐による倒木(認証されたもののみ)が回収されたものもプレコンシューマー再生です。一例に、2008年にヤンゴンを襲ったハリケーン・ナルギスによって倒れた、多数のコッコ(アメリカネムノキ )があります。これらの多くはラングーンの道から運び出され、何年も空気乾燥したのち、今日美しい家具に生まれ変わっています。私たちもこの木を多く保有しており、プレコンシューマー再生木材として販売しています。
ポストコンシューマー再生木材は、建造物、または工芸品に使われていた木材を再利用したものです。私たちの木材の大半は、このポストコンシューマー再生木材です。この写真は建物を解体する過程を示しています。年代物のチーク、アイアンウッド、その他のハードウッドは、何世紀にもわたってビルマの農村と都市のインフラストラクチャーを支えてきました。取り壊されたアジアの建築物に使われていた木材は、焼却廃棄されません。これらの木材はとても高価なもので、その多くは、国内市場で売買された後、家具、床材、デッキなどに再加工され、今日入手できる最高級のハードウッド製品として再生し、市場に戻ります。
ビルマの高樹齢チークは、耐久性、美しさおよび有用性において大変優れており、植林地で商業的に栽培されたチークとは比較になりません。というのは樹齢が全く違うからです。ビルマの原生林のチークは、丘陵地帯で他の木と共に60年以上も成長したもので、成熟チーク木材特有の黄金の蜂蜜色が隅々まで広がっています。年月のみが、チークをこれほどまでに美しくするのです。成長する年ごとに、美しさ、耐久性、その価値を増すのです。こちらの歴史的写真は、1920年代のビルマ北部で撮影されたもので、ここに本当の高樹齢チークがどんなものであるかを見ることができます。樹皮を輪のように切り取った後、木は3〜5年間空気乾燥状態に置かれ、その後象によって引き抜かれました。このような樹木は、今日ではビルマの森林の最奥地に稀有にしか存在しません。また、歴史的、生態学的な遺産であり、決して切るべきではありません。
植林地では樹木を早く収穫することが目的です。植林地のチーク木は、早ければわずか9年で伐採されます。木の年輪の間隔が広く、白っぽいチークは、早く収穫するために植林地で栽培されたチーク材に間違いありません。それでも、ビルマの植林地で栽培されたチークは、他の地域で育てられたチーク材と比べて、耐久性と美しさで優れています。ビルマのチークの種子は、インド、タイ、インドネシア、さらには世界各地、コスタリカ、ニカラグア、アフリカのコートジボワール、などで植えられました。ビルマと隣接しているタイとインドでは同様のチーク材を生産していますが、他の地域ではビルマで進化した良質のチークを生産することはできませんでした。森林学者は、ビルマの土壌にある特別な何らかの物質がチークの成長を促しているといいます。ビルマのチークは、歴史的にみても、いわば全てのチークの源であり、本物の中の本物なのです。ビルマ以外の土地のチークを購入することは、いわば日本の蒸留所からジャックダニエルの樽を購入するようなものです。テネシー州で栽培されたもろみを蒸留して作られたジャックダニエルが本物であるように、ビルマのチークが本物のチークなのです。
英国は、ビルマの高品質のチークが戦艦を作るのに最適であることを知ると、1900年代初期にビルマを植民地化して、1947年まで駐留していました。その間、この需要を満たすために、北部のカタ(Katha)と南部のラングーン(Rangoon 1920年代の2年間ジョージ・オーウェルが住んでいた)近郊に帯状に広がる広大な原生林の高齢チークは、次々と切り倒されました。主な用途は船のデッキでした。真の高齢チークは太陽に照らされても熱くならないため、一日中裸足で歩くことができるのです。また、チークが含有するシリカにより、濡れても滑りにくいのです。そして何よりも、高齢チークは、天然油、シリカ、硬度のバランスがよく、濡れても腐りにくく、長持ちします。19世紀半ば(1850年代)には、ビルマの南部バゴ・ヨマ地域でチークの植林地が次々と造られました。
今日、ビルマのいたるところに植林地があり、チークのナパバレーのようになっていますが、それはよいことといえます。なぜならそのおかげで、残された原生林を守ることができるからです。植林地のチークは、短ければわずか9年で収穫されるので、他の国の若年チーク樹と同様、真の高齢チークの品質には及びません。ビルマにはまた、将来のビルマの木材労働者が高齢ビルマチーク樹を使って仕事ができるように、60-80年をかけてゆっくりと育てる植林地もあります。
は、ビルマの再生ハードウッドすべてにおいて、FSCの加工流通過程を認証するCoC認証を申請しました。この認証を取ることは、ビルマの森林と経済を守るために可能なことをすべて行なうという私たちの姿勢であり、投資であり、とても重要なことです。早急な認証取得を目指しています。
Customer testimonials
Techtona provided recycled teak for the counters & benches for Fairleigh Dickinson University’s new pedestrian bridge. The product is high quality, reasonably priced and arrived on schedule. Extremely durable, sustainable and beautiful!
Fairleigh Dickinson University
We’ve sourced reclaimed teak from Techtona for multiple projects. We used their teak for a large exterior site bench and were struck by the quality of the
KieranTimberlake
Supplied reclaimed teak from Burma for a project in the Turks and Caicos Islands. Everything was shipped on time and very well organized and packed. There was no damage to the merchandise.
Coxco Construction
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