断続的な孤立が半世紀近く続いた後、ビルマは現在その市場を世界に解放しています。急速に
世界の商業舞台に出現したビルマは、他国の過ちから学ぶことができるでしょうか。もしそれができるなら、他の国々が抱えている環境汚染や社会的不平等などの問題を避けられるでしょう。大切なことは、より寛容で包括的な資本主義がこの国に根付き、多くの人々が中流階級への足がかりを得ることです。ビルマの国際ビジネスを含む全ての会社が、この国の人々と環境に直接的な利益もたらすようように事業を行えば、実現可能なのです。
Techtonaはこういった社会的責任を担っています。まず従業員ですが、私たちの商品はすべて、地元のデザイナーと大工たちによって作られています。彼らは他の誰よりも、再生木材を活かす技を知っているからです。ですが、私たちの社会貢献はこの業界での雇用創出にとどまりません。事業とは直接関係のない社会還元活動を多々行なっています。
イラワディイルカ
は、ビルマの環境に深く力を注いでいます。ビルマは、2つの大きな川、イラワディ(Irrawaddy)川とチンドウィン(Chindwin)川によって二等分されています。これらの川は、多くの地元住民にとって生命と暮らしの源です。人々は川で魚をとり、地元の魚市場に売って生計を立てています。今日、有害な漂流網や電気ショックを使用して大量の魚を捕獲する違法漁業により魚資源は大きな打撃を受け、地元住民の生活を脅かしています。
この川に住むイラワディイルカは、これらの違法行為により絶滅の危機に瀕しています。このイルカは成長すると体長6フィート(約180センチ)以上にもなる大型哺乳類で、大変に愛嬌のある表情で喜びを表現するのが特徴です。残念なことに、彼らはしばしば先に述べた漁網に捕らえられたり、電気ショックの被害に巻き込まれたりしています。
川沿いに住む人々はイルカを保護し、またイルカは彼らの生計を助けてきました。彼らは何世紀にもわたって驚くべき共生関係を築いてきたのです。地元漁師は漁に出ると、ボートの側面を小さなチークの棒で叩いで、イルカと交信します。この音を聞くと、近くのイルカたちは周辺の小さな魚をボートの周りに集めます。漁師が頃合いを見て網を投げると、集まった小さな魚を効率よく捕獲できます。お礼に漁師は漁獲の一部をイラワジイルカに分けてやります。これが 信頼と相互利益の関係です。見ないことには、信じられないようなことかもしれませんが、イルカはこんなにも賢い生き物なのです。そして、彼らを守るのは私たちの責任です。
再生チーク材流木イルカ
私たちは、地元の漁師と協力して、生活様式の保全とイルカとの共生関係を維持するために、様々な取り組みをしてきました。この問題に取り組む現地NGO団体、Grow back for Posterity(未来のために、昔に戻ろう)に直接寄付をしました。また、地元村人と一緒に小さな工房をはじめました。そこで働く優秀な彫刻家たちは、イルカが生息するイラワディ川沿岸にすむ村人で、小さなイルカのフィギュアや、イルカを呼び出すのに使う装飾棒を作っています。私たちは商品の販売を手伝い、その利益はすべて地元の村の共同体のものになります。この収入は、貧しい暮らしをしている人々の生活を向上させるために、大きな助けとなり、また、イラワジイルカの保護、彼らの祖先とイルカが長年かかって築いてきたこの関係の保全をさらに大切なものとします。この再生チーク流木イルカをご注文いただく際、米国のチャリティーパートナーを通じて税を控除することが可能です。このプロジェクトの詳細については、こちらにお問い合わせください。
木こり象に新しい仕事を
現在、ビルマには木こり象が5,000頭もいますが、これらのうち2,500頭ほどが失業中です。原生林の伐採をやめることは必要なことですが、そのために象たちは仕事を失いました。その規模の木こり象が再び必要となる日はもうないかもしれませんし、くるとしても何年も先のことになるでしょう。象の飼育は高額です。成長したアジア象一頭を飼育するためには1日最大600ポンド(約270キロ)もの飼料が必要です。また象には、健康診断や薬など常にケアが必要です。最も重要なのは、マハウト(日常的に象に乗り、指示を与え、面倒を見る人)との日々の交流で、それがなければ象は野生化してしまいます。仕事のない象とそのマハウトに対するビルマ政府の補助は限られています。マハウトに扶養家族がいれば、その金銭的負担はますます深刻です。マハウトの多くは若く、象の面倒を見るという古代の生活様式を捨てて、都市部でもっと将来性のある仕事に就きたいと考えます。放棄された象は人間を恐れないので、すぐに問題を起こします。作物を食べて農民を怒らせたり、家や、時には人を踏みにじったりします。マハウトが象の面倒をみなければ、こういう問題は回避できません。
私たちの目標は、失業した木こり象とそのマハウトが代替収入を得られるような地元事業の起業を支援することです。それで、象とそのマハウトが観光客を連れて森林を巡り、伝統的なバンガローやテント付きのキャンプで眠るという象の観光産業を助成しています。このページの上部にあるビデオは、この象観光ベンチャーでサポートしている30頭の象の一部です。これらの旅行から得た収入の一部は、象の飼育のためマハウトに渡されます。もしあなたがビルマ奥地の森林を堪能し、豪華なテントで寝泊まりし、象の生態について知りたいとお思いでしたら、この自然保護旅行はあなたにぴったりです。ビルマ象との観光の詳細については、私たちにお問い合わせください。
旅行者が木こり象とのふれあいを通して、象の生態について学べる象たちとのキャンプ
再生チーク材ジェンガセット
Techtonaはマハウトとその象をサポートするために、再生チークのユニークなジェンガセットを販売しています。高さ15インチ(約38センチ)の54ピースからなるこのジェンガセットは、ビルマの高齢樹再生チークの切れ端から作られたもので、使用された木材の樹齢は50〜150年と驚異的です。ジェンガセット販売による利益の15%はビルマ北部のマハウトのものとなり、象の必要費用にあてられます。このジェンガセットを購入することによって、ビルマ北部のマハウトたちが象の世話を続ける手助けができます。このジェンガセットの注文と税の控除方法については、お問い合わせください。
ジェンガセットの材料となる再生チークの切れ端
65 Klockner Road
Hamilton, NJ 08619
p. 609.269.5332
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